U12・U14からU16にスムーズに移行するために必要な準備


U12・U14からU16以上に上がる時に、ジュニア選手の戦績が上がるケースと下がってしまうケースがあります。大まかに見るとそれほどランキングに変化はないのですが、少しのアップダウンは起こります。理由は様々で、一面的に語れることでもないですが、今日は特に女子選手に多いテニススタイルの面から考えて、書いてみようと思います。(あくまで一面的であり、私の主観です。)

コーナーに速いボールが打てれば勝てるU12・U14

低年齢カテゴリーでは、相手よりも先にコーナーに速いボールを打てる選手が有利です。サーブとリターンで先手を取り、次の一球で決めに行く、ショートポイントをうまく操れる選手が有利です。

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ラリーの展開が重要になってくるU16以上

U16以上になると、身体の発育はある程度均等になり、体格も大人に近づいてくるので、単発で終わらせるテニスだけでは勝てなくなります。今まで決まっていたボールが返ってきます。そこで慌ててしまっては、勝つことができません。U12の時に攻撃力、攻撃の感覚を磨いておくことは重要ですが、同時にU16以上の展開に対する準備も少しずつしておく必要があります。

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中長期

U12の時に勝たなくていいか、と言うとそうではありません。勝った方がいいです。ですが、今やっているテニスの練習は数年後のテニスにも少なからず影響します。ジュニアの時期は特にそうです。ですから、短期的な目標に対する練習と、中長期的な目標に対する練習をバランスよく行っておきましょう。ほとんどの場合、中長期的な指導の影響がでる時期には、選手はその指導者の元を離れていると思います。親子関係でも親の手を離れている可能性があります。

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2年間

以前の記事にも書きましたが、テニスコーチの間では2年間というキーワードがあります。何か技術や戦術、身体の動きを落とし込むのにかかる時間です。短期的な指導と同じくらい、中長期的な指導には価値があります。バランス良く練習していきましょう。

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